オメガ×スウォッチの新作ムーンスウォッチ「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」は11月2日発売開始!いち早く、見た、触った、巻いた!──GQ新着ウォッチ
オメガ×スウォッチの新作ムーンスウォッチ「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」は11月2日に発売開始。価格は47,300円! 【写真を見る】どこよりも早く、巻いてみた! アースフェイズをチェック!(全18枚)
「アースフェイズ」って何だ?
10月30日午前10時に情報解禁となるスウォッチとオメガによるコラボレーションモデル「BIOCERAMIC MoonSwatch(以下、ムーンスウォッチ)」の最新作に、『GQ JAPAN』はどこよりも早く触れる貴重な機会を得た。日時は10月29日午後、場所は東京・銀座にあるニコラス・G・ハイエックセンター、我々メディアが発表前の実機を直接チェックできるのは極めて異例のことだ。 スピードマスターのフォルムに忠実に、時計の直径は42mm、厚さは13.25mm。素材は、スウォッチが特許を取得しているバイオセラミックだ。セラミックとバイオ由来のプラスチックをブレンドしたこの特別なケースも含めて、すでに発売済みのコレクションとベースは変わらない。これまで同様にすべてスウォッチの工場で製造していると思われるが、詳細は明らかにしていない。 タキメータースケールなど外周こそスピードマスター的だが、文字盤のデザインはまったくの別物だ。ひと目見て異なるのは、2時位置に上下に並ぶムーンフェイズ、そして見覚えのない10時位置の地球のモチーフ、ということになるだろう。 「コラボレーションは、いっぽうのロゴを他方の製品につけて終わりという、シンプルなマーケティング活動になることも少なくありません。今回のオメガとのプロジェクトは、一歩踏み込んで、高めたものにしたいと思いました」 これは、オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ」コレクションのローンチに際して、スウォッチ・グループCEOのニック・ハイエック・ジュニアがGQの取材に答えたものだが、最新モデルもイノベーターを標榜するスウォッチに相応しい、まったく新しい機構を採用している。
月から見た地球の壮麗さを讃えるムーンスウォッチ
それでは、オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ」の新作についておさらいしよう。 時計史上で初めて「アースフェイズ」を搭載した新作は、その名を「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE(バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ)」という。月から見た地球の壮麗さを讃えるムーンスウォッチは、11月2日に発売を開始する。 スウォッチによると、この新作は、天文学者ガリレオ・ガリレイの地動説「それでも地球は動いている」をベースに、「それでも地球と月は動いている!」とひと味違う解釈を加えたのがコンセプトだ。 そもそも新機能の「アースフェイズ」とは何なのか?詳しく見ていこう。 まず2時位置のサブダイヤルにはムーンフェイズが配される。月はその周期に基づいて変化し、2つの月の円盤とマスク(北半球と南半球)を使って観察することを可能としている。 一方、文字盤の10時位置に確認できるのが、特許を取得した「アースフェイズ」だ。こちらのサブダイヤルでは、月から見た地球の動きを表現する。青い惑星の多様性と美しさを讃えており、海、森林、砂漠のコントラストとともに雲も確認できるといった内容だ。海は紫外線でのみ見える UV インク(ブルーの発光)でコーティングされている。 まだまだ続く。月が地球と向き合うという魅力的な眺めを強調するために、クレーターはデジタルプリントで作成。文字盤には月の塵を思わせる独特の粒状の加工が施されるなど、月の表現の追求には余念がない。 ムーンフェイズは地球から見た月の見え方、「アースフェイズ」は月から見た地球の見え方を表示する機能だ。地球から「満月」が見える時には月からは「新地球」 が観測されることになり、地球から「新月」が見える時には「満地球」が観測されることになる。このため、「アースフェイズ」は月とは反対方向の反時計回りに回転。一部の高級時計に搭載されるレトログラード機能をポエティックに再解釈したもの、ということになるようだ。