妄想爆発! 今こそ週プレ伝統の"グラビアポエム"をたしなもう【グラビア美女画報】
とり では金髪さん。最近見たグラビアポエムのなかで特にグッときたもの、あります? 金髪 「グッときたもの」と言われると難しいなぁ(笑)。でも、冒頭で紹介した大熊杏優ちゃんのグラビアポエムはかなり印象的でしたね。ほかのページを見ると「あゆはオレのことどう思ってるの?」みたいなセリフも書かれてあるんだけど、この妄想ストーリーが面白くてさ! あとAKB48のまなくる(田口愛佳さん&鈴木くるみさん)のグラビアページに書かれていたグラビアポエムも好き。 とり 「まなまなくるくる、まなまなくる。」ってやつですか? 金髪 そう! 特に深い意味はないんだろうけど、ふたりの仲良さげな空気感が何となく伝わってくるじゃない? とり た、確かに。 金髪 同じ号で表紙を務めたAKB48の先輩・岡部麟さんもSNSでこのグラビアポエムにツッコんでました。いったい誰が書いてるの~! って(笑)。そうやって印象に残るのは大事だよねー。で、とりさんはどうです? 気になったグラビアポエムがあれば是非教えてください。 とり いろいろあるけど、ここは豊田ルナさんのグラビアポエムを紹介させてください。豊田さんは、2021年の夏に続き2022年の夏にも誌面に登場してくれていたんですけど、グラビアタイトルはそれぞれ「君がいた夏。」「夏の魔法。」と、夏生まれの彼女らしく夏がテーマになっているんですね。それで、ふたつのグラビアポエムを見比べると、どちらにも「夕立が少女をオトナに染める。」「ラジオ体操から始まるユートピアが、永遠に続くと本気で信じていた。」と、全く同じことが書かれてあるんですよ。 金髪 ホントだー! とり 『ウルトラマン』のヒロインを務める前と後。19歳と20歳。担当編集さんに聞いたところ、女優として、女性として大きな変化があったタイミングで、同じテーマのグラビアに挑戦し、同じグラビアポエムを添えることで、彼女の成長を"定点観測"するという意図があったみたいです。気づく人は気づく、さりげない仕掛けです。面白いですよね。 金髪 それから最初に「グラビアポエムは週プレの伝統芸だ」って話もしたけど、実際、時代を遡って見るのも面白くて。見てくださいよ、このほしのあきさんのページを! とり ほしのあきさんって、2000年代ですよね!? 金髪 そうだよー。このほしのあきさんのグラビアアーカイブはデジタル写真集で見られるから是非チェックしてもらいたいんですけど、言葉選びの感じから当時の時代の空気感が伝わってくるグラビアポエムが最高なんですよね。「明日の仕事も心配したいが、寝かせるつもりはない」「さあ、頭の中を真っ白にして、ぶっ壊れようか、10時間」って、妄想が過ぎるよね(笑)。 とり アハハ、ポエムから"オトコ"を感じますねぇ。それでいうと、90年代のグラビアポエムもカッコいいですよ。小川範子さんの「5gの原子爆弾」というグラビア。タイトルからして素敵ですよね。「誰のポケットの中にも忍び込む5gの原子爆弾。小さな、しかし底知れぬ抵抗のメッセージ。それが彼女」。これぞポエムというか、素晴らしい表現だなって思いました。『週刊プレイボーイ増刊 プレイボーイの本 weeks』(集英社)という本でチェックできるので、古本屋で見かけたら是非。 金髪 そういうのを見ると、もっといろいろと見比べて見るのも楽しそうだね。 とり 「なくしたほうがいい」派の方にも、グラビアポエムの歴史に興味を持ってもらいたいです! 意外と編集者のこだわりが詰まっている部分ですからね。そこまで見てもらえたら、かなり通になれますよ。 構成/とり メインカット撮影/岡本武志
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