【ブルーリボン賞】吉永小百合、“息子”二宮和也を気遣う「いろいろ心配なことも…」
俳優の吉永小百合が8日、都内で行われた東京映画記者会(在京スポーツ紙7社が運営)が選ぶ『第66回ブルーリボン賞』授賞式に登壇した。『こんにちは、母さん』主演女優賞を受賞した吉永は、壇上で、昨年の主演男優賞で司会を務めた二宮和也と共演。『母と暮せば』(2015)の共演以来、縁深い“息子”と再会した。 【写真】来年の司会 神木隆之介&石川さゆりとともにポーズを取った二宮和也&倍賞千恵子 二宮と同じく、昨年の主演女優賞で司会を務めた倍賞千恵子とのエピソードとして「ずいぶん前に『男はつらいよ』に2本出させてもらい、私生活でも悩んでいた時、すごくあたたかくしてくださって」を振り返り、続けて「そして山田洋次監督の『母と暮せば』で二宮和也さんとご一緒させていただいて…」と体を向ける吉永に、思わず二宮が司会席からステージへと歩み出る一幕も。 「何度も、いろいろ心配なこともいっぱいありまして…大変だったでしょ。なんか、お母さんになっちゃった」と気にかける吉永の方に、だんだん近づいた二宮は「写真撮っておきましょうか」と寄り添い、笑顔で報道陣のフラッシュを浴びた。 吉永の受賞は2000年以来23年ぶり。二宮は「浜辺美波ぶりなんです。浜辺美波が23歳なので生まれてからきょうからぶり。浜辺美波が出来上がっています」と助演女優賞の浜辺を引き合いに説明し、笑いを誘った。 今後について吉永は「『そろそろやめた方がいいんじゃないか』と、ネットのニュースに出ていたのですが、自分の体が元気な限りは大好きな映画の世界でやらせていただきたい」と俳優業に意欲をみせていた。 ■『第66回ブルーリボン賞』 【作品賞】『ゴジラ-1.0』山崎貴監督 【外国作品賞】 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 【監督賞】石井裕也監督『月』『愛にイナズマ』 【主演男優賞】 神木隆之介『ゴジラ-1.0』 【主演女優賞】 吉永小百合『こんにちは、母さん』 【助演男優賞】 佐藤浩市『愛にイナズマ』『せかいのおきく』 【助演女優賞】 浜辺美波『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』 【新人賞】 黒川想矢『怪物』