ECBは行動へ、インフレ鈍化の「現実に従う」-ポルトガル中銀総裁
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は、インフレ率が2%目標に向かって低下するのに伴い、ECBは行動しなければならないし、行動すると述べた。
センテノ氏は22日、当局者らはユーロ圏景気の大幅悪化を招くことなく、物価上昇率を歴史的高水準から引き下げることができたと発言。こうした底堅さの背景として、労働市場の強さを挙げた。
「インフレ率は3%を下回る水準に戻っている。明らかなことだが、金融政策はこの現実に従わなければならないし、従うだろう」と同氏はリスボンで表明。「われわれはこのインフレプロセスの終わりにある」と話した。
原題:ECB’s Centeno Says Policy Will React to Retreat in Inflation(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Joao Lima