65歳です。ハローワークに行っても仕事が見つかりません。定年後の再就職先はほかにどこで探せますか。
定年後も働いて、収入ややりがいを得たいという方もいるでしょう。シニア層の方は、社会や家庭の中で多くの経験を積んでいるからこそ、ほかの人のためになる知識や技術を持っています。 しかし定年後に仕事を探す場合、職種による年齢制限や実務経験の必要性から仕事を見つけにくいこともあります。 本記事では、シニア層はどのようなところで就職先を探しているのか、また探す際の基準について紹介します。定年後に仕事を探したいと考える方は、ぜひ参考にしてください。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
ハローワーク以外でも就職先を探すことは可能
ハローワーク以外にも、就職先を探す方法はあります。就職先を探せる場所は、以下の通りです。 ●シルバー人材センター 地域に設置されているシルバー人材センターに入会することで、仕事の受注ができます。ライフスタイルに合わせ、心身に負担を与えない業務の提供を行なっています。 ●シニア向け求人サイト これまでの人生経験や社会経験に応じた、シニア向けの求人を検索できます。 ●人材派遣会社 さまざまな仕事の取扱いがあり、働きたい方のスキルや経験に応じて企業への仲介を行います。 ●知人からの紹介 人材を求めている知人からの紹介で仕事を得る方もいます。仕事の実情をよく知る知人から紹介を受けることで、働きやすい職場へ就職できる可能性が高いことも魅力です。 株式会社リクルートの行なった調査によれば、ハローワークを利用する方が最も多く、次点で求人サイトやフリーペーパーを活用している人が多いことも分かっています。 インターネットを利用したり、地域の情報誌に目を通したりとアンテナを高く張っておくことで希望の求人が見つかりやすくなるようです。
就業先の業種で多いものは?
定年後には、どんな仕事に就く方が多いのか気になる方もいるでしょう。前項と同調査では、シニア層が今後希望する職種についても調査しています。希望する職種で多かったものは、以下の通りです。 ●ビル管理、清掃、警備(8.4%) ●スーパー、百貨店(8.4%) ●各種サービス業(8.4%) ●各種製造業(7.5%) ●各種団体(6.8%) 以上より、警備や接客業など、年齢や経験を問わない職種が人気のようです。また、これまでの仕事や家事などの経験が生かせる業種を選ぶ方もいます。