9月16日は敬老の日…パワーリフティングの全国大会で18回優勝!76歳の男性はジムで指導【香川】
岡山放送
9月16日は、敬老の日です。パワーリフティングの全国大会で18回の優勝を誇り現在は、指導者として活動する76歳の男性が高松市にいます。飽くなき向上心の源を取材しました。 (筋肉パンチする中尾達文さん) 「こういう感じ。76歳のジジイ」 高松市でジムを経営する中尾達文さん、76歳です。世間一般には後期高齢者に当たる年齢ですが、それを感じさせないこの肉体!今も日々の鍛錬は、欠かしません。 腹筋を鍛える腹筋ローラーは、一見すると簡単そうに見えますが、記者が体験してみると…。 (中村香月記者) 「(つぶれて)とてもじゃないですが、普段から鍛えていないとできないですね」 徳島県出身の中尾さん、名古屋での大学時代に細かった体を鍛えようとトレーニングを始めます。その後、パワーリフティングに出会い26歳の時に全国大会で初優勝。以来、18回の優勝を誇る実力の持ち主で、これまで50年以上、自らの肉体と向き合い続けてきました。 (中尾達文さん) 「アジアでは1回も負けたことがない。おぎゃーと生まれた赤ちゃんが10歳になるまで日本で勝ち続けた」 23歳の時には、培ったノウハウを広く伝えようと、高松市にジムを立ち上げました。これまでに指導してきた人数は延べ約6500人に上ります。現在も自ら考案したトレーニング方法の特許を取るなど向上心は衰えることを知りません。 (ジムに40年通う人) 「(最初は)できなかった。先生の指導で体が何十年かかけて元気になった」 よく食べ、よく話し、よく鍛えることが元気の秘けつと話す中尾さん。体が許す限りジムでの指導を続けたいと考えています。 (中尾達文さん) 「日々鍛錬で50年やっている。自分が持っている経験値を伝えていく。それを職場・会社・地域でやっていったら必ず人材育成は達成できる。フィットネスブームに対し、自分のやりたいことを通して指導の一助にしていきたい」 トレーニングを愛し、トレーニングに愛された中尾さんの挑戦はこれからも続きます。
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