青春18きっぷで「南」に行きたい!「東京-鹿児島」は何日かかる? 新幹線で行くより本当にお得なの? 時間や費用を比較
寒い季節は、「少しでも暖かい地域へ旅行したい」という人もいるでしょう。例えば、冬休み前後に発売される「青春18きっぷ」を使って東京から鹿児島まで行く場合は、どれくらいの日数がかかるのでしょうか。本記事では、東京から鹿児島まで青春18きっぷを使って行くルートや、新幹線を使って行く場合の時間や費用を比較します。
青春18きっぷを使って東京から鹿児島まで行くのにかかる日数
青春18きっぷとは、JR全線の普通列車の自由席が乗り放題の切符のことです。春、夏、冬の長期休み期間に合わせて発売され、その前後に利用できます。 1枚の切符で5回(5人)まで乗車でき、1回分は乗車日当日のみ有効です。乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで1回分の切符で利用できます。切符1枚分の発売価格は1万2050円となるため、すべて使い切った場合の1回分あたりの運賃は2410円です。 ・青春18きっぷで東京から鹿児島まで行くのにかかる日数 東京から鹿児島までは、乗換回数17回、2日間で到着します。乗車時間は、約34時間です。東京駅を5時20分の東海道本線の始発で出発し、三島(静岡)、静岡(静岡)、浜松(静岡)、大垣(岐阜)、米原(滋賀)で乗り換えて姫路(兵庫)を目指します。 途中の神戸(兵庫)からは山陽本線となり(乗り換えなし)、姫路で山陽本線に乗り換え。相生(兵庫)、糸崎(広島)、白市(広島)、徳山(山口)で乗り換えて、新山口に到着するのが翌日の0時5分です。2日目は、新山口を5時35分に山陽本線の下関行きで出発します。 下関(山口)で山陽本線の小倉行きに、門司(福岡)からは日豊本線行橋行きに乗り換え、小波瀬西工大前(福岡)、中津(大分)、牧(大分)、佐伯(大分)、延岡(宮崎)、都城で乗り換えて、鹿児島に到着するのは17時32分です。 青春18きっぷを使わずに普通乗車券を購入した場合の運賃は1万7600円ですが、青春18きっぷであれば2回分を使うことになるため、実質4820円の負担(5回分使いきった場合)となります。 なお、青春18きっぷは未使用の場合しか払い戻し(手数料あり)はしてもらえません。そのため、お得に利用するには残りの3回分の利用方法も考えておくことが大切です。例えば、「帰路に同じルートで使う」「別の旅行に使う」「他の人に譲る」などで使い切るとよいでしょう。 ・東京から鹿児島まで新幹線を使う場合 東京から鹿児島まで新幹線を使う場合、6時24分に東京を出発して新大阪まで東海道新幹線に乗ります。その後、新大阪から鹿児島中央までは九州新幹線、鹿児島中央から鹿児島まではJR日豊本線に乗り換えると13時14分に到着です。かかる時間は約6時間50分、運賃は3万740円になります。