川の“厄介者”⇒無料配布で大人気!? 河川敷の『伐採木』を河川事務所が“無償提供”
新潟放送
新潟県長岡市の信濃川河川敷に、25日の朝から車の長~い列ができていました。 お目当ては、無料でもらえるという“あるもの”。 川にとっては“厄介者”ですが、無料でもらえると嬉しいもの。 【写真を見る】川の“厄介者”⇒無料配布で大人気!? 河川敷の『伐採木』を河川事務所が“無償提供” それは… ヤナギやクルミなどの太い丸太です。 「多くの人が持ち帰れるように 譲り合って」好きな分だけタダで持って帰ることができるのです。 【記者レポート】 「あちらにある木々が切られ、薪などとして、無料で提供が行われています」 新潟県長岡市の信濃川河川敷で丸太の無料提供を行ったのは、北陸地方整備局信濃川河川事務所です。 河川事務所では、川の河川敷などに生える木が川幅を狭めたり川の流れを悪くしたりするため、河川管理の上で支障が出ないように、野生動物の保全などに配慮しながら定期的に伐採しているそうです。 それらの木を無料で提供するということで、今回準備された丸太はおよそ40トン。 【北陸地方整備局 信濃川河川事務所長岡出張所 齋藤真出張所長】 「市民の方にも喜んでいただけますし、国土交通省としても、処分にかかるお金を減らせるということで、お互いに“いいとこ取り”かなと」 大きな丸太を受け取った皆さん…、一体何に使うのでしょうか? 「薪ストーブです。薪を買うんじゃ灯油より高くなってしまうので…助かります」「買うとなかなか大変なので…。これ、暖かいんですよ」 そのほか、「キノコ栽培の“原木”として使う」という人もいました。 薪として使うには“乾かさなければならない”ということですが、薪ストーブやキャンプなどには、うれしいですよね。 用意されたおよそ40トンの丸太は、25日の夕方時点でもう“残りわずか”に。 信濃川河川事務所長岡出張所によりますと、26日には“かなり少なく”なってきたということです。 今回の無料提供は「無くなり次第終了する」そうですが、来年度も行われる予定だということです。
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