栃木の製造業のDXと未来を考えるセミナー
製造業が抱えるDXの課題などをテーマに、先行事例などを学ぶセミナーが26日、宇都宮市内で開かれました。 「栃木モノづくり未来会議」は、製造業のデジタル変革を手掛けている東京都の「キャディ」と、とちぎテレビが開いたものです。製造業が抱える経営課題やDX化による成長戦略などを、先行する企業から話を聞くことで、栃木の未来を考えようと、県内の製造業や加工会社の経営者らおよそ40人が参加しました。 基調講演では、エンジニアで本田技研工業開発プロセス改革部大久保宏祐部長が、自動車開発プロセスの改革について紹介しました。大久保部長は、自動車開発の現場では、さまざまな部門でデジタル技術を活用しているとし、自動車のスライドドアとボンネットの設計から製造などでAIを導入していると説明しました。 また、キャディの松藤薫営業本部長は、「製造業では経験や知見がデータ化されておらず、データが価値につながっていないことが多い。DXを活用して、一人あたりの生産性を上げることが重要」と話しました。
とちぎテレビ