ヤクルト・西川遥輝が一回初球にセーフティーバント リクエストで判定覆り4試合連続安打
(セ・リーグ、巨人―ヤクルト、10回戦、22日、東京D)経験豊富なリードオフマンの存在感が高まっている。今季、楽天から加入したヤクルト・西川遥輝外野手(32)が6月2日から15試合続けて1番で起用され、4試合連続安打をマークした。 一回の第1打席。巨人先発の左腕、グリフィンに対して初球。外角低めへの直球を、見事なセーフティーバントで三塁前に転がした。三塁手坂本がランニングスローを見せ、西川は際どいタイミングで一塁を駆け抜けた。一度はアウトが宣告されたが、高津監督のリクエストでリプレー検証の結果、判定が覆り内野安打で出塁した。 前日の同戦では一回、巨人先発の戸郷の初球、143キロ直球をはじき返し中越えの二塁打を放った。その後の長岡の先制打を呼び込み、チームの勝利に貢献した1番打者を高津監督も「西川の初球からね、スイングを仕掛けていったことは非常に大きかった」と評価していた。その翌日、今度は初球で相手の意表を突いた。 日本ハムでは日本一も経験した、プロ14年目のベテラン。指揮官は「野球をよく知っている。長くレギュラーでやってきたので、自分のことをよく知って、チームのことをよく理解してプレーしてくれている」と表現する。不動の1番・中堅だった塩見が長期離脱する中で、西川がヤクルトを支えている。