ド軍フリーマン、実はろっ骨も折れていた「お父さん、僕は絶対にやめない」右足首捻挫も抱え…WSでMVP
ワールドシリーズ(WS)5試合で打率3割4本塁打12打点と文句なしの大活躍でMVPに輝いたドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)がろっ骨も骨折していたことが31日(日本時間1日)米スポーツ専門局「ESPN」電子版の報道で明らかになった。 【写真あり】ベッツ夫人が公開 真美子さん&フリーマン夫人とMVPトリオ夫人ショット!ジャケットに「OHTANI」 フリーマンは9月26日パドレス戦の走塁で右足首を捻挫。一時はプレーオフの出場自体が危ぶまれていた。 ところが、ケガは足首だけではなかった。「ESPN」のジェフ・パッサン記者が投稿した「WS王者!ドジャースはいかにしてその強さを証明したか」と題された記事によると、10月3日(同4日)の練習中にろっ骨にも痛みを感じていたという。翌4日(同5日)、スイング中に悲劇は起きた。「フリーマンは体に電気ショックのような衝撃を感じて地面に崩れ落ちた」とし「自力で立ち上がることもできず、X線室に運ばれた」という。 結果は「第6ろっ骨のろく軟骨の骨折」。「通常数か月間、離脱せざるを得ない」ほど重症だった。10歳で母親を亡くしてから、男手一つでフリーマンを育て上げた父のフレッドさんはこの状況に「フレディ、こんなことを続ける価値はない。君が野球を愛しているのは知っている。私も野球が大好きだ。でも、君が今経験していることに見合うものではない」と心配し、休むように説得。ところがフリーマンは「お父さん、僕は絶対にやめない」と力強く語ったという。 そして25日(同26日)のワールドシリーズ(WS)第1戦ではWS史上初の逆転サヨナラ満塁弾。試合後、スタンド最前列で見守っていた父の元に駆け寄りネット越しに喜びを分かち合った。パッサン記者は「彼の決意と粘り強さがドジャースを勝利に導いた」と力を込めた。