Bethesda Games Studiosのモントリオールオフィスが労働組合を結成
Bethesda Games Studiosのモントリオールオフィスが労働組合を結成
Bethesda Games Studios(BGS)のモントリオールオフィスが労働組合を結成した。 「ゲーム」画像・動画ギャラリー 労働組合のOne BGS MTLは公式Xアカウントにて、カナダのケベック州労働委員会に認定を申請したことを明らかにした。同組合は、全米通信労働組合(CWA)カナダ支部と組合を結成する意向だ。 「組合として、BGSを創造力や才能を育成する協力的な職場にすべく務めていきたいと考えています」とOne BGS MTLはXで述べている。「これにより、仕事においても、私たちが愛するこのスタジオにおいても、業界で指折りのビデオゲームを作り続けることができるようになります」 米国のメリーランド州ロックビルに本社を構えるBethesda Game Studiosは、2015年にカナダのモントリオールにオフィスを開設することを発表。IGN USの姉妹サイトGamesIndustry.bizが当時報じたように、モントリオールオフィスのスタジオ責任者は、同じくモントリオールに拠点を置くBehaviour Interactiveに所属していた過去を持つイブ・ラシャンスだ。Behaviour Interactiveは非対称型ホラーゲーム『Dead by Daylight』の開発で知られているスタジオで、『Fallout Shelter』の開発では、担当がBGSモントリオールに変更されるまでBethesda Game Studiosと協力して同作を開発していた。 ZeniMax Mediaのスタジオで組合を結成しているのはモントリオールオフィスだけではない。2022年、ZeniMaxに所属するおよそ300名の品質保証スタッフが、CWAと組合を結成することを発表した。今回のモントリオールオフィスによる組合結成は、これまで組合が少なかったビデオゲーム業界において、近年新たな組合の結成が増加しているなかで発表された。 ここ数年で結成されたそのほかの組合としては、Activisionの品質保証スタッフによるActivision Quality Assurance United、SEGA of AmericaのAllied Employees Guild Improving SEGA(AEGIS)などがあり、4月には「ジャストコーズ」シリーズで知られるAvalanche Studiosが組合員との団体労働協約に合意したことを発表している。 労働組合の結成に加え、ゲーム業界では2023年と2024年に大規模な人員削減も行われた。2024年2月までに6000名以上がその影響を受け、日が進むにつれてその数は増加していった。なかでも、5月にマイクロソフトが『Redfall』の開発元であるArkane Austinや『Hi-Fi RUSH』を開発したTango Gameworksなどベセスダのスタジオを複数閉鎖したことは大きな話題となった。
Taylor Lyles
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