キャサリン英妃が半年ぶり公の場に、がん公表後初 「危機は脱していない」
英国のキャサリン皇太子妃は15日、5カ月前に受けた手術でがん罹患が明らかになって以来初めて公の場に姿を現した。 キャサリン妃は、3人の子供たちとともにバッキンガム宮殿で行われた「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席した。毎年恒例のこのパレードは、国王の公式誕生日を祝うもの。 パレードの前から、宮殿の前には大勢の市民が詰めかけた。 市民 「キャサリン妃が公の場にもっと出る準備が整う時を、私たちは待っている。そして国王の誕生日にお出ましになることは特別なことだ」 キャサリン妃は式典で最も注目を集める、バッキンガム宮殿のバルコニーで、チャールズ国王やカミラ王妃ら王室メンバーとともに姿を見せた。 王室によれば、キャサリン妃はがんの診断を受けて以来、予防化学療法を受けている。治療は続いているものの、健康状態が改善したため、昨年12月以来初めて公の場に姿を見せた。 キャサリン妃は14日、異例のメッセージを公表。順調に回復しているが「まだ危機を脱したわけではない」と述べた。王室は病状や治療に関して詳細を明らかにしていない。 キャサリン妃のがんは、同じくがん治療中のチャールズ国王に続いて明らかにされた。国王は4月に公務に復帰したが、リスクを最小限に抑えるために予定は制限されている。