富山県南砺市の瑞泉寺で境内彩る行燈準備 14日夜のまちなみアートに向け
富山県南砺市井波地域中心部を美術館に見立て、芸術作品を展示する「まちなみアートinいなみ2024」が14、15の両日開かれる。催しの一つ「灯(あか)りアート」に向けた行燈(あんどん)の準備が4日、井波彫刻総合会館で行われた。 灯りアートは井波別院瑞泉寺の境内などを行燈で照らす恒例イベント。今回は14日夜に300を超える大小さまざまな行燈で瑞泉寺の参道や八日町通り、三日町を照らす。 この日は井波彫刻協同組合の役員が、A2サイズの和紙27枚にネコや富士山、コイなど多彩な絵柄を染料で描いた。計14人が9個分の行燈を作り、参道に飾り付ける。 当日は井波地域伝統の木遣(や)り踊りや、富山市八尾地域のおわら踊りが瑞泉寺境内などで披露される。灯りアート瑞泉寺担当の竹田実さん(66)は「幻想的な雰囲気の中、勇壮な木遣りと優美なおわらを楽しんでほしい」と話した。 市観光協会井波支部や井波美術協会、井波彫刻協同組合でつくる実行委員会主催。北日本新聞社共催。