中谷がWBC世界バンタム級王座の初V戦

　7月20日（土）東京・有明アリーナにて、現WBC世界バンタム級王者で3階級制覇・中谷潤人（MT）の初防衛戦が決定した。相手はWBC同級1位のビンセント・アストロラビオ（フィリピン）。 　15日にSNSで、アストロラビオを擁するビバ・プロモーション（ブレンダン・ギボンズ※ショーンの息子）が発表した。　 【フォト・動画】中谷が豪快KOの瞬間、アストロラビオが強打で吹っ飛ばしKO！ 　ビバ・プロモーションは15日の投稿で「WBC指名挑戦者のビンセント・アストロラビオが7月20日、東京・有明アリーナでパウンド・フォー・パウンドのスター、中谷潤人と対戦する」と明かした。 　中谷は27戦27勝（20KO）無敗、WBO世界フライ級とスーパーフライ級を獲得すると、昨年2月にはWBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴを6回KO勝利、3階級制覇を成し遂げた。 　現在はリング誌のパウンド・フォー・パウンド10位にランクインしている。 　対するアストロラビオは19勝(14KO)4敗の強打者。22年には階級上の元世界王者ギレルモ・リゴンドーに判定勝利。 　昨年5月にはジェイソン・モロニーとほぼ互角の接戦を演じるも0-2判定負け。8月にナワポーン・カイカンハとの挑戦者決定戦でKO勝利した。 　アストロラビオをマネージメントするショーン・ギボンズは今月15日「ボクシング・シーン」に今回の決定を語り「この階級でチャンピオンになれば、誰もが井上尚弥の争奪戦に参加することになる」と、Sバンタム級での井上尚弥戦を見据える。 　そして「まず日本で2番目に強いファイターと戦わなければならない。中谷は”真のモンスター”と見られていて、来年の井上尚弥の対戦相手になる可能性があるんだ」ともコメントした。 　中谷は14日から合宿を開始。アストロラビオも現在キャンプを張っている。中谷は指名挑戦者を破り、統一戦や4階級制覇に向け進むことが出来るか。