ヤンキース・ジャッジ 大谷翔平との“直接対決”「心の中では100%」アウト確信も「彼は速い」と脱帽
◇インターリーグ ヤンキース6-4ドジャース(2024年6月9日 ニューヨーク) 【写真】8回、三塁走者の大谷は右翼手・ジャッジの返球よりも一歩早く生還し得点 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が9日(日本時間10日)、本拠でのドジャース戦に「3番・右翼」で先発出場。2戦連発、メジャー最多24号を放つなど4打数3安打の活躍でチームの勝利に貢献した。試合後は、大谷翔平投手(29)との“直接対決”を振り返った。 8回、ドジャースの攻撃で先頭・大谷が二塁打を放つと、1死三塁からスミスの右犠飛でタッチアップで生還を狙った。右翼手・ジャッジは捕球すると、素早く本塁へ返球。ただ、大谷の足が上回り得点を許した。 ジャッジの送球は93・4マイル(約150・3キロ)を計測。ただ、大谷のスプリントスピードも秒速29・4フィート(約8・96メートル)を記録した。 ジャッジはこの場面を振り返り「彼は速いね」とうなり「彼のような走者を刺そうと思ったら、いい送球、正確な送球をしなければいけない。打った瞬間、彼は走ると思っていた。95、96マイルが投げれたら(アウトにする)チャンスがあったかもしれないが、彼はスピードスターだ。素晴らしいアスリートだ。球場全体に打球を飛ばし、健康な時は投球もする。あんなふうに浅い打球でも犠飛で生還してしまう。最高の選手だよ」と賛辞を惜しまなかった。 そして、送球時にはフィフティーフィフティー(半分)の確率で刺すチャンスがあると思ったかどうか尋ねられると「心の中では100%だった(笑)」と笑い「誰でもアウトにできるという心構えで臨まなければいけない。今回は彼が勝ったけど、また彼とは対戦する。その時はチャンスがあるだろう(笑)」と“リベンジ”を誓った。 ただ、バットではこの日の24号を含め、ジャッジは3連戦で11打数7安打、3本塁打4打点。一方の大谷は13打数2安打1打点で、ジャッジに軍配が上がった。