今週末に首位バイエルンとの一戦に臨むレヴァークーゼン 勝利に必要な3要素
注目の首位攻防戦
28日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第5節でバイエルン・ミュンヘンと対戦する。 [映像]ブンデスリーガ第4節 レヴァークーゼン対ヴォルフスブルク ハイライト ここまで4戦全勝で首位のバイエルンに対して3勝1敗で2位につける昨季のリーグ王者レヴァークーゼンが挑む今週末の試合は、ブンデスリーガにおけるシーズン序盤の流れを決める重要な一戦となるだろう。 決戦が近づくにつれてドイツでは両チームに関する報道が増えつつあるが、そうした中ドイツ紙『Bild』は「これをレヴァークーゼンはバイエルンに対して上手くやらなくてはならない」と題した記事を掲載し、打倒バイエルンを達成するうえでレヴァークーゼンに必要なことについて触れている。 まず『Bild』は、主力メンバーの起用を最初に提言している。シャビ・アロンソ監督は、前節ヴォルフスブルク戦ではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節フェイエノールト戦から先発メンバーを5人変え、さらにシステムも従来の3バックシステムではなく4バックシステムで臨んだが機能せず、一時はリードを許す非常に苦しい試合展開となった。過密日程を乗り切るためと同監督は試合後に説明していたが、バイエルン相手であれば昨季からの主力メンバーを先発させるべきだと同紙は主張している。 また、昨季リーグ最少失点だった守備陣が今季は既に4試合で9失点と安定感を欠いていることも『Bild』は気になるポイントとして取り上げている。「僕らには寝ていても問題ない瞬間、強度が足りてなくても大丈夫な瞬間なんてないということを全員が認識しないといけない。僕らの対戦相手は、そうした瞬間を上手く活かすことのできるチームばかりなんだから」とDFヨナタン・ターがヴォルフスブルク戦後に指摘したように、今季はゴール前でマークに付ききれていないなど不用意なミスからの失点が多い守備陣は、ここで改めて気を引き締めなければならないだろう。 さらに攻撃時のビルドアップで前に急ぎ過ぎることでミスからボールを失い、カウンターを許す場面が多いことも今季のレヴァークーゼンの特徴であり、改善が必要な部分であるとも同紙は分析している。 レヴァークーゼンの現状は、順調と言えるような状況ではなそうだが、果たしてその中からシャビ・アロンソ監督はどのようにチームを立て直してバイエルン戦に臨んでくるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部