海上保安部や警察などがテロへの水際対策を訓練 外国からの不審船を想定 岡山・玉野市
KSB瀬戸内海放送
岡山県玉野市の宇野港で海上保安部や警察などがテロへの水際対策を訓練しました。 【写真】銃撃戦も想定…
不審な船から上陸する男。 (記者リポート) 「あちら外国の不審船の想定です。今不審な男が出てきました。警備員が近づいてきます」 警備員「船に戻りなさい!」 不審な男「うるせぇ! 出てけ! 近づくな!」 (記者リポート) 「今切り付けましたね、船に戻るよう促されましたが、刃物を持って切り付けました」 訓練には玉野海上保安部や岡山県警察本部など10の機関の約70人が参加しました。訓練は年に1回、毎年この時期に行われています。 (記者リポート) 「テロリストが小型船に乗って逃走を続けています。小型船、かなりのスピードで沖の方へ逃走しています」 宇野港管理事務所によりますと、宇野港には外国の貨物船や客船などが定期的に停泊しています。2023年度は30艇以上が停泊したということです。 (記者リポート) 「今テロリストが降伏したようです」 約5分追跡し、男を取り押さえました。 (玉野海上保安部/市丸和宏 部長) 「来年4月には大阪万博が、ここ瀬戸内においても国際芸術祭が開催され、多数の外国人の訪日や観光客の増加が予想されており、安心安全を確保することが重要となっています」 水島と玉野の海上保安部によりますと、過去10年間で管轄の港に外国の不審船が停泊した事例はないということです。
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