被災した読者が語る、東日本大震災で家を失って3カ月後に見えた未来とは|STORY
津波で災害危険区域になった自宅の土地は東松島市に買い取ってもらえたそう。「自宅の写真は、震災前に市の申請書類に添付した画像が残っていました」。
防災集団移転団地は、野蒜北部の70m級の山を22mまで削って建設された。
「いつ災害にあっても困らないよう防災用品は常に持参。アナログが役に立ったのでマジックは必須」。
自宅避難分の食品をローリングストック。
市の資料。「自宅再建の借地代金は55年間無償で借りられることがわかり、未来が想像できました」。
「息子の転校先では一人だけ違う体育着でしたが、その後同じ物を用意していただき、人々の優しさに触れました」. ○ 能登半島地震 被災者の方々へ とても辛く苦しいでしょうが、今はありのままにお体を大切になさってください。 <編集後記>体験談が心に残り、「今私たち にできること」を考えました 車で津波に流された街を案内してくれた山縣さん。「失って初めて気づくことがある」と言い、『街の写真を撮っておくこと』を勧められました。それが心に残り、「自分の住む街を画像と共に思い出としても残したい」と、帰ってすぐに撮ってみました。防災の面では『家の周りを散歩して地形を把握すること』を教えていただきました。(ライター 孫 理奈) 撮影/BOCO 取材/孫 理奈 ※情報は2024年4月号掲載時のものです。