がん治療中のキャサリン妃、半年ぶりに公の場に ルイ王子はダンス披露で今年も王子節さく裂
英国君主の公式誕生日を祝う英王室の伝統行事「トゥルーピング・ザ・カラー」が15日に英ロンドンで開催され、がん治療中のキャサリン皇太子妃（42）が半年ぶりに公の場に登場した。 【写真】天真らんまんなルイ王子 前日に順調に回復しているものの今後数カ月は治療が継続されるとのメッセージを発表し、パレードへの参加を表明していた。 今年3月にがんを公表してから初めて公の場に姿を見せたキャサリン皇太子妃は、白いドレスにつば広の帽子姿で子どもたちと一緒に馬車に乗り、笑顔で集まった沿道の人々に手を振った。皇太子妃の隣には末っ子ルイ王子（6）が座り、向かい側にジョージ王子（10）とシャーロット王女（9）が並んで座っていた。ウィリアム皇太子は、騎乗してパレードに参加した。一方、同じくがんと診断されて療養中のチャールズ国王は、昨年は馬に乗って登場したが、今年はカミラ王妃と共に馬車で移動した。 今年のトゥルーピング・ザ・カラーで注目を集めたのは、やはりルイ王子だった。昨年は、バッキンガム宮殿のバルコニーに登場して空軍の儀礼飛行を観覧した際にスーパーマンが空を飛ぶようなポーズをして話題を呼んだルイ王子は、今年もダンスを披露して王室ファンを沸かせた。約1400人の兵士と200頭の馬が参加する軍旗分裂行進を家族と共に建物の中から見守っていたルイ王子は、音楽に合わせて踊る姿がキャッチされた。X（旧ツイッター）に投稿された動画では、隣に立つシャーロット王女から「やめなさい」と注意されているように見える場面もあった。また、儀礼飛行中にも大きな口を開けてあくびをする姿も見られ、天真らんまんなルイ王子節が今年もさく裂した。（ロサンゼルス=千歳香奈子通信員）
