韓国大統領、「ゴルフ外交」に向けて練習再開 トランプ氏の勝利受け
ソウル(CNN) 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が最近、トランプ次期米大統領との「ゴルフ外交」に向けて、8年ぶりにゴルフの練習を再開した。大統領府が12日、CNNとのインタビューで明らかにした。 大統領府は、尹氏が「周囲の助言に従って」ゴルフ練習を始めたと述べたが、練習した具体的な時期には言及しなかった。 先週の米大統領選でトランプ氏が勝利した後、世界各国の首脳から祝意が寄せられ、最初の会談相手がだれになるかをめぐって臆測が飛び交っている。 トランプ氏が各地でのゴルフ場経営で大きな利益を上げていることもあり、ゴルフは同氏との関係を築く確実な手段とされてきた。 1期目当選後の2016年11月、日本の故・安倍晋三元首相がニューヨークのトランプ・タワーを訪れた際、トランプ氏に金色のゴルフクラブを贈ったことはよく知られている。 トランプ氏は1期目在任中、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領(当時)と数回にわたり会談した。17年11月の訪韓では、「韓国には世界最高のゴルフ選手がいる」「トップ選手10人のうち8人は韓国出身、上位4人を韓国が占める」と称賛していた。 朝鮮半島情勢は当時から大きく変化し、北朝鮮への警戒感はさらに強まっている。 一方でトランプ氏は韓国に対し、米軍駐留の経費をもっと負担するよう繰り返し要求してきた。米韓両国は米大統領選に先駆け、駐留経費の分担金に関する新たな5カ年計画で合意している。