日本統治時代に建設の講堂、市定古跡に登録 台湾・新竹の高校
(新竹中央社)日本統治時代の1932(昭和7)年に建設され、現在は国立新竹高校の校史館として使われている建物が、北部・新竹市の市定古跡に登録された。同市政府が19日、報道資料で発表した。今後修復工事を実施し、往年の姿を再現する。 建物は同校の前身、新竹州立新竹中学校の創立10周年を記念して講堂として建てられた。式典や行事などの会場として使用された後、一時は愛国教育などに関する資料の展示場所となった。現在は学校の歴史を紹介する資料館になっている。 市はれんが造りや広い空間、切り妻屋根などを建物の特徴として挙げている。新竹の代表的な学校建築だと認定し、古跡登録に至ったと説明した。 同じく日本統治時代に建てられた同校の剣道場(旧新竹中学校武道場)も市定古跡に登録されている。市は今後、同校と連携して修復や再利用に向けた取り組みを進めるとしている。 (郭宣彣/編集:田中宏樹)