南野拓実が完全休養のモナコ、クラブ創設100周年試合を後半ラストプレー弾で劇的に勝利【リーグ・アン】
リーグ・アン第6節、モナコvsモンペリエが28日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが2-1で逆転勝利した。なお、モナコのFW南野拓実はベンチ外となった。 チャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦での金星に続き、リーグ前節は南野のアシストの活躍などでル・アーヴルに3-1と快勝して公式戦3連勝中のモナコ。週明けにCLディナモ・ザグレブ戦を控える中、下位に沈むモンペリエ相手のホームゲームで連勝を狙った。なお、南野は疲労を考慮されてこの試合では完全休養となった。 南野は不在も地力で勝るモナコが攻勢を仕掛ける展開に。13分にはカイオ・エンヒキの正確なプレースキックからゴール前のエンボロ、ザカリアに連続で決定機が訪れるが、ここは相手GKベルトーの圧巻の連続セーブに遭う。 すると、直後の16分にはサリスのミスパスから受けたカウンターからエンジングラにリーグ・アン初ゴールを献上。思わぬ形でビハインドを背負った。さらに、失点直後にもミス絡みからあわや追加点を献上というピンチを招いたが、ここはサリスのゴールカバーで事なきを得た。 以降は再び押し込む展開に戻すと、32分にはエンボロのスルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したバログンがボックス左から左足シュートを流し込み、2トップの連携で試合を振り出しに戻した。 1-1のイーブンで折り返した試合は後半も拮抗。引き続きボールの主導権を握るモナコだが、モンペリエのロングカウンターでピンチを招く場面もあってゲームを完全にコントロールするまでには至らず。65分にはボックス内でバログンに2点目のチャンスが訪れるが、左足シュートは左ポストを叩く。 その後、アクリウシュとベン・セギルの両ウイングを下げてカマラ、イレニーエナを同時投入し、前線にストライカータイプ3人を並べる攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかるが、この交代策も即攻撃を活性化させる一手とはならず。 1-1のままで迎えた後半最終盤には相手に退場者が出たことで数的優位も手にして猛攻を仕掛けると、最後の最後に劇的ゴールが生まれた。98分、ボックス手前でエンボロがマイナスに落としたボールに反応したカマラが右足を振り抜くと、右ポストの内側を掠めたシュートがゴールネットに突き刺さった。 そして、ほぼラストプレーで逆転ゴールを挙げたモナコがクラブ創設100周年記念試合を劇的に制して公式戦4連勝を飾った。 モナコ 2-1 モンペリエ 【モナコ】 フォラリン・バログン(前32) ラミーヌ・カマラ(後45+8) 【モンペリエ】 ラビー・エンジングラ(前16)
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