第94回選抜高校野球 大垣日大に春の切符 主将「ワクワクしてる」 /岐阜
<センバツ高校野球> 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に28日、11年ぶり4回目の出場を決めた大垣日大(大垣市)。現在のチームは春夏を通じて初めての甲子園の舞台に進む。「春の切符」を手にした選手たちは全身で喜びを表した。【熊谷佐和子】 この日夕方、神戸町末守の同校グラウンドで練習していた選手たちは急きょ、ベンチ前に集められ、古田健二校長から出場決定を知らされた。「びっくりしました。春のセンバツ、代表に選ばれました。おめでとう」。選手たちは「ありがとうございます」と答え、感激ですすり泣く選手もいた。 阪口慶三監督(77)は今春のセンバツ出場を「夢のまた夢」と表現。チームの特徴について「投手は五島(幹士)と山田(渓太)の左右の両輪が安定していて、攻撃は切れ目がない」と語った。選手には「悔いの残らないよう、大いに楽しんでほしい」と期待した。 西脇昂暉主将(2年)は「実感はまだ湧いていないが、ワクワクしている」と笑顔。「守備のミスをなくして、良い攻撃のリズムに持っていけるよう頑張りたい」と抱負を語った。 大会は3月4日に組み合わせ抽選会が開かれ、同18日に開幕する。