小学生(10歳以上)の5割がスマホ所持!便利な一方で保護者から上がる不安の声 広島市で親子相談会
岡野さんは「子どもの意見を聞きながら一緒に家庭のルールを決めること」が大切で、さらに問題行動を指摘するだけでは足りないと話します。 メディアカウンセラー 岡野耕兵さん 「『ゲームやめなさい!』と怒られるのと『お母さんちょっと忙しくて箸並べてくれると嬉しいんだけど』と言われるのどっちがいい?」 これは「PBIS=ポジティブ行動支援」と言って、子どもにこう成長してほしいというポジティブで適切な行動を増やす考え方です。 メディアカウンセラー 岡野耕兵さん 「『あれダメこれダメ』というよりも、こういうことをしてくれたら将来的に嬉しんだよなということを積み重ねていく。それが(子どもの)自己肯定感につながっていく、ルール作りやスマホとの付き合い方を保護者に伝えたい」 コロナ禍を経て、教育現場でも当たり前となっているスマホやタブレット・・。活用の仕方を子どもたちと一緒に考えていかなくてはいけません。 【スタジオ】 子どもを評価し、一緒にルール作りをすることが大事です。 子どものスマホなどインターネットの利用時間は、3時間以上が3分の1を占め、2時間以上が半分を超えています。 一方、去年とおととし県内で確認された「児童ポルノ事犯」の被害者の割合をグラフにしたものです。3割、4割以上がSNSを起因して起こっています。中には、小学生がわいせつな動画を送るよう指示されたケースもあったそうです。 便利な一方で、怖いですね。子どもをインターネットの危険から守るシステムもあります。 ◆「フィルタリング機能」違法・有害なサイトを閲覧できないよう制限するサービスです。子どもの年齢や使い方によって利用のレベル設定が可能です。 ◆「ペアレンタルコントロール」保護者が、子どものスマホの利用時間やインストールしたアプリ、閲覧履歴などを確認、制限することが出来ます。 便利だからこそ安全に利用したいですね。
中国放送
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