藤岡弘、の次女・天翔天音、インスタで深まる家族愛「ネットニュースになるのはきょうだい全員の励み」
8月の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』でヒロイン役
俳優・モデルの天翔天音(18)が、8月8日から12日に上演される音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』(東京・よみうりホール)に出演する。4月から音楽大に進学した天翔は、舞台初出演でヒロインの王女・サラ役をつかんだ。父は俳優・藤岡弘、(78)、姉は俳優・天翔愛(22)、兄は俳優・藤岡真威人(20)、妹はモデル、俳優・藤岡舞衣(16)という芸能一家に育った彼女が、家族のこと、自身の目標などを語った。(取材・文=大宮高史) 【写真】美脚で話題の8.5頭身スタイル…天翔天音の妖艶なへそ出しショット ――『プリンス・オブ・マーメイド』では舞台初出演にしてヒロイン役となりました。 「お話を聞いた時は、うれしさや感謝で胸がいっぱいになりました。舞台に出たいとずっと思っていましたので。サラは海を愛して、海の美しさや自然をとても大切にしている人間の王女です。彼女が人魚の王子タリクと出会って、海の神秘的な魅力にさらに触れていきます。サラとタリクの絆と、海の美しさ、『どちらも舞台でしっかりお客さまに伝えていかないと』と思っています」 ――この春から音楽大学にも進学しました。歌唱力を生かすチャンスになりそうです。 「『俳優として、表現力を伸ばし、歌声も磨きをかけたい』と考えて受験し、合格できました。幼い頃からバレエや音楽だったり、芸事全般に親しんできましたが、『役者の全身でもって感情を揺り動かす舞台芸術がやりたいんだ』という思いが固まってきました。生のステージで、パフォーマンスに没頭している瞬間がたまらなく好きです」 ――演劇やミュージカルにまつわる思い出はありますか。 「魂を揺さぶられた作品が一つあって、宝塚歌劇で上演されたミュージカルの『ファントム』です。初演はアメリカのヒューストンで、『オペラ座の怪人』の物語をブロードウェイや劇団四季版とは違う音楽と脚本でつづった舞台でした。音楽の壮大な美しさと、舞台装置が作ってくれた世界観にただ圧倒されたことを覚えていて、お芝居への意欲が芽生えた原体験でした」 ――『プリンス・オブ・マーメイド』は海にまつわる音楽劇です。海の思い出はありますか。 「初めての海外旅行が家族全員で訪れたハワイでした。ハワイで見た海が、映画や写真で見るようなエメラルドグリーンの色をしていて、海岸の砂や貝殻も『本当にこんな光景が実在するんだ』と思える美しさだったことを覚えています。今でも家族とは旅行に出かけたり、ショッピングに行ったり、みんな本当に仲良しです」 ――「芸能一家」として話題ですが、子ども同士で“親の取り合い”になることはありましたか。 「ありません。両親には本当に平等に愛情を注いでもらいました。私たちの間で仲たがいがなかった訳ではありませんが、1日も経てばケロッと仲直りしていました。大げんからしい大げんかもなく、反抗期もないまま大人になってしまいました(笑)」 ――天音さんと、姉の天翔愛さんと妹の藤岡舞衣さん。天音さんからみた姉妹の性格は。 「2人とも『典型的なお姉ちゃんと妹だな』と思います。姉は武道もたしなんでいて、筋力も体力もあって頼れるしっかり者です。妹の舞衣は癒しキャラで、声もかわいくて、いるだけで場を明るくしてくれます」 ――そんな姉、妹と比べ、自己分析した天音さんの人柄は。 「真ん中だからか、誰とでも仲良くなれる性格になったかなと思います。それに、感情表現が一番豊かな自信があります。笑いのツボが浅くてよく笑ったり。面白いものを目にした時には、姉妹で一番高らかに笑ってしまいます」 ――ファッションイベントなどで、3人で同じ仕事現場にいることもあるかと思います。そんな時に表現者としての方向性の違いを感じることはありますか。 「得意なことはそれぞれ違いますね。私はダンスが得意なので、美しく見せるポージングに自信がありますし、『どう動いたら美しく見えるか』に神経を集中させます。反面、考え過ぎてしまうところがあるので、姉の一本気な性格や妹の明るさに助けられて笑顔でいられます。舞衣は人を癒せる存在で、姉は芯が強く歌も得意で、女優然としたオーラがあります」