セリエAでの得失点差は驚異の“41点” 組織力抜群のインテルはCL優勝候補本命でも大袈裟ではない
攻守の連動性は見事
今月13日よりチャンピオンズリーグ決勝トーナメントがスタートするが、優勝候補には昨季王者のマンチェスター・シティ、ラ・リーガで若い力が躍動しているレアル・マドリードを挙げる声が多いだろうか。 しかし、そこにセリエA首位を快走するインテルも含めるべきだろう。インテルは昨季のCLベスト16でFCポルト、ベスト8でベンフィカ、ベスト4で同じイタリア勢のミランを撃破してファイナルまで駒を進めたのだが、一部では組み合わせに恵まれたなんて声もあった。 それでも、シモーネ・インザーギ率いる現在のインテルは強い。今季はセリエAで安定した戦いを見せており、ここまでの22試合で51ゴール10失点と圧巻の成績だ。得失点差41という数字は、ブンデスリーガのバイエルンが記録する40を抑えて今季の5大リーグ最大だ。 チーム全体の連動性も昨季よりアップしており、組織力では5大リーグでも屈指のチームと言える。現在のセリエAのレベルをどう評価するかは人によって分かれるだろうが、それでも得失点差41は簡単に達成できる数字ではない。 インテルはCLベスト16でアトレティコ・マドリードと激突するが、完成度ではインテルが上だろう。再びファイナルまで勝ち上がれるのか。現インテルの強さは本物だ。
構成/ザ・ワールド編集部