【解説】大谷翔平 打者継続も「手術」は? 右肘じん帯損傷…考えられる3つの可能性
日テレNEWS
右肘じん帯損傷のケガが心配されている大谷翔平選手。エンゼルスは「今後、バッターとしては出場を続ける」と発表しました。気になる手術の可能性は?
■チームの勝利に…専門家「投手しないことで“90%ほど負担軽減”」
中島芽生キャスター 「右肘のじん帯を損傷しながらも、進ちょくがあるまでは『打者』として出場を続けるという大谷翔平選手ですが、ケガをしているなかで出場するというのは、大丈夫なものなのでしょうか?」 安村直樹キャスター 「心配ですよね。大学野球のコーチもしている、スポーツドクターの馬見塚尚孝さん(ベースボール&スポーツクリニック理事長)に聞きました。右肘のじん帯を損傷しているなかで打席に立つことについては、『投手をしないことで90%ほど負担が軽減される。影響はほとんどないと思う』。ただその一方で『再び二刀流を目指すために、手術をするのかも含めて見極めているのでは』と話していました」 「もし手術をするとなった場合には、『すぐに手術』をするのか、それとも『オフシーズンに手術』をするのか、重要なのがそのタイミングです。すぐ手術ということになりますと、今の『打者』としての出場も“断念”することになりますが……」 「これについて、メジャーリーグに詳しいMLBジャーナリスト・AKI猪瀬さんは『ワールドチャンピオンを争う“プレーオフ進出”に向けて、まだわずかな可能性が残っているので、 チームの勝利に貢献したくて、“打者”としての出場を続けることにした』のでは、と話していました」 中島キャスター 「チームのためにというところが、やっぱり大谷選手らしいですよね」 安村キャスター 「そう感じますよね」
■リハビリなど「保存療法」で治療も?
安村キャスター 「ただ、馬見塚医師はセカンドオピニオンも聞いて『(手術のタイミングなどには)総合的な判断として3つの可能性がある』といいます」 【今後の3つの可能性】 1.『すぐに手術』する 2.最後まで打者としての出場を続けて『オフシーズンに手術』する 3.状態次第では、手術そのものを回避し、『リハビリなどの“保存療法”で治療』をしていく 安村キャスター 「まだ、ケガの状況を見極めている段階だということです」 中島キャスター 「大谷選手ご自身にとって最善の選択をしていただきたいですし、私たちは見守って、引き続き応援していきたいと思います」 (8月25日放送『news zero』より)