「風景に絵力がある」。主演の内藤剛志さんも認めたロケ地の魅力 令和の旅情サスペンス第3弾は指宿編 「旅行気分もかき立てる作品」と太鼓判
BS日テレの2時間ドラマ「旅人検視官 道場修作 鹿児島県指宿温泉殺人事件」が、12月7日午後7時から放送される。俳優の内藤剛志さんが主演する本格旅情サスペンスシリーズ第3弾。鹿児島県指宿市の長崎鼻や砂むし温泉、南九州市の茶畑などおなじみの観光地を舞台に、地元エキストラ延べ約150人も出演して物語を盛り上げる。 【写真】池田湖や開聞岳をバックに、地元のマスコットキャラクターと撮影に臨む主演の内藤剛志さん=9月、指宿市のえぷろんはうす池田
ドラマは、内藤さん演じる元警視庁検視官の道場修作が主人公。定年退職後、俳句が趣味だった妻の雑記帳を頼りに旅に出て、行く先々で事件に巻き込まれるというあらすじ。指宿編には、財前直見さんや西堀文さん、村田雄浩さんらも出演する。 ロケは8月末~9月中旬に指宿、南九州の両市であった。指宿市池田の池田湖周辺では、道場が市のマスコットキャラクターと触れ合う場面や、財前さん演じる知覧茶農家のヒロインと再会するシーンを撮影。同市山川のかつお節工場、開聞の枚聞神社なども登場する。 内藤さんは「風景に絵力があり、ドラマを豊かにしてくれている。特に開聞岳は作中のせりふにもあるように、どこから見ても美しい」と感銘を受けた様子。ドラマについては「ミステリーを楽しむだけでなく、旅行気分をかき立ててくれる作品になっている」と魅力を語る。 エキストラ出演した指宿市職員の久保佑介さん(38)も「現場の張り詰めた雰囲気を味わい、いい経験になった。ドラマを見て、指宿を訪れたいと思う人が増えてほしい」と期待した。
南日本新聞 | 鹿児島