永井美奈子アナが語る日テレでの「地獄の4年」 “アイドル”時代は「3時間の仮眠を2回する生活」
その時に「私はこのボールペンじゃないと仕事ができないとか、起きた時に靴下を右からはくとかルーティンを作らない。その行動ができなかった時にちゃんと仕事ができなくなるから。私たちの仕事はいつ報道フロアに呼ばれるか分からない。どんな時に呼ばれても対応できるように、動じちゃいけないからね」とお話ししてもらったんです。「私の場合は、だけどね」と必ず言って、自分の意見をおしつけないのも小池さんらしくて。 今もお世話になっていて、お嬢さんの結婚式の司会をさせていただきました。打ち合わせの時は緊張してケーキを一口も食べられなかった(笑)。でもうれしかったですね。アナウンサーとしてだけでなく、人間的に尊敬しています。 (平尾類) ※【後編】<永井美奈子アナ、フリーになって感じた力不足 ひな壇で埋もれて、「私は平凡で、カスカス」>に続く 永井美奈子(ながい・みなこ)/1965年6月14日生まれ。東京都出身。成城大学文芸学部英文学科を卒業後、日本テレビに入社。「ジパングあさ6」の初代キャスターを務めたほか、「The・サンデー」「マジカル頭脳パワー!!」「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!」「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」など、報道・バラエティー番組と多岐にわたりキャスター、司会を務めた。96年にフリーアナウンサーに転身し、2001年に慶応義塾大学大学院に 入学。同年に結婚し、2児の母として子育てに奮闘する傍ら、成城大学の非常勤講師、日テレ学院の講師、クラシックコンサートのプロデュース業、エッセー執筆など多忙な日々を送っている。
平尾類