PSGの中盤で注目すべきは若き逸材ザイール・エメリだけではない ヴェッラッティを忘れさせる新司令塔が7ゴールと躍動中
ルイス・エンリケも絶賛
昨夏、パリ・サンジェルマンは11年にわたってチームの司令塔であり続けたMFマルコ・ヴェッラッティを手放した。ヴェッラッティには怪我の問題もあったが、それでもPSGで250試合以上をこなしてきた名手だ。ヴェッラッティの穴埋めは簡単ではなかっただろう。 しかし、現チームにはヴェッラッティを忘れさせる中盤の実力者がいる。スペイン『as』がヴェッラッティの存在を忘れさせたと称えるのは、24歳のポルトガル代表MFヴィティーニャだ。 2022年にFCポルトから加わったヴィティーニャは中盤の絶対的主力であり、MFながら今季のリーグ戦で7ゴール4アシストを記録。FCポルト時代は通算59試合で4ゴールしか決めていなかったため、得点に関与する力が大幅にアップしている。 指揮官ルイス・エンリケもヴィティーニャがチームスタイルにぴったりな選手と全幅の信頼を置いている。 「彼は質の高い選手で、私のプレイスタイルにぴったりだ。チームのポゼッションをベースとしたスタイルに合っているよ。彼はMFに求められるすべての資質を備えている。守備、ライン間でのプレイ、シュートのスキルなどね。改善の余地もたくさんあると思うから、さらに良くなることを願っているよ」 マヌエル・ウガルテ、ウォーレン・ザイール・エメリら若いMF陣は着実に成長しており、PSGの中盤は世代交代に成功したと言えるか。新たな中盤で狙うは、もちろん欧州の頂点だ。
構成/ザ・ワールド編集部