松下奈緒「こんなにぜいたくなことはない」同世代・木村文乃、比嘉愛未らとの芝居に感激<スカイキャッスル>
秘密を抱えたセレブ妻たちが、子供の受験や夫の出世で壮絶バトルを繰り返すサスペンスドラマ「スカイキャッスル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英を松下奈緒、素朴さと純粋さを持った新たな住人・南沢泉を木村文乃、才色兼備のお嬢様・二階堂杏子を比嘉愛未が演じる。8月1日(木)放送の第2話を目前に、3人に撮影秘話や見どころなどをインタビュー。 【写真】松下奈緒“紗英”が木村文乃“泉”に敵意をあらわに… ■「こうしてお芝居できることが本当にうれしい」(松下) 松下奈緒(以下、松下):同世代の皆さんとご一緒できる機会がなかなかなかったので、こうやってお芝居できることが本当にうれしい。間近で演技を見られて、こんなにぜいたくなことはない! と毎回思っています。 比嘉愛未(以下、比嘉):撮影に入る前から楽しみだったんですが、今はその気持ちをはるかに上回るぐらい楽しい。 木村文乃(以下、木村):特に松下さんですが、本番とカットがかかった後のギアチェンジが本当にすごくて。ついていくので精いっぱいです(笑)。 比嘉:ギアが入る瞬間、現場に見えないエネルギーみたいなものが生まれますよね。それによって自分も鼓舞されるというか。今は現場に行くのがワクワクする。文乃ちゃんとも話していたけど、この年齢になってこういう感覚を味わえるのは本当に幸せだと思います。 木村:比嘉さんは現場を明るくしてくれて本当に助かっています。いいチームだなって感じですね。 ■「セリフも裏があり、全て深読みしないとダメ」(木村) 紗英と杏子は、担当した生徒を100%志望校に合格させる受験コーディネーター・九条彩香(小雪)を子供たちの家庭教師にしたいと意気込む。そんな中、成績優秀な息子を持つ泉が引っ越してくる。 松下:紗英に関してはうらやましいなと思うところと、いやそれはやめておいた方が…と思うところが共存していますね。でも正直に一生懸命生きて、人のことを押しのけてでも得たいものがあるところは憧れるし、カッコいいなと思います。誰しもが持っている意地悪な部分とか、人には見せないけど思っていることをすぐに口に出してしまうんですよ。人間らしいと思います。 木村:泉は面倒くさい人で、自分とは正反対な性格かなと思います。セリフも裏があり、全て深読みしないとダメで。でも、この作品のセリフは、嫌み合戦だと思った方が正解な気がします(笑)。 比嘉:みんな思っていることと行動が違うからね。でも杏子はかなりまっとうな人という感じ。みんなが言い過ぎたときにはたしなめたり、物事を俯瞰して見ているし。正義感があるところは自分に近いかもと思って演じています。 ■「ドロドロだけどスカッとするドラマ」(比嘉) 本作は韓国で記録的大ヒットした同名ドラマをリメーク。先の読めない展開で話題を呼んだ。 松下:本当に展開が早過ぎて心が追い付いていかない。特に日本版は心理戦を重視しているので、かなり追い詰められていきます。 木村:泉と紗英さんの関係性は話を追うごとに白熱してくるので必見です! あっという間に終わったと感じるくらい、1話ごとに内容が詰まっています。 比嘉:のぞき見する感覚で見てほしいです。キャラクターも本当にしっかりしているし、ストーリーのもたつきがゼロですよね。 木村:一切ない! 比嘉:なのでスポーツ観戦のように見られるかも。ドロドロだけどスカッとするドラマです。 松下:思いっきり演じることでこの作品がどんどん面白いものになっている気がします。紗英たちが本気でやっていることが見ている方にとって面白かったり、滑稽に映るのが作品の魅力だと思うので、ぜひ楽しんでください。 ※『月刊ザテレビジョン』2024年9月号