【マイルCS】「安田記念7番人気以内」が15連対 ローテーションに見られる特徴は
春のマイルGⅠ活躍馬が中心
2023年11月19日に京都競馬場で開催されるマイルCS。昨年の覇者セリフォスや安田記念3着馬のシュネルマイスターら一線級に加え、3歳馬のエルトンバローズ、エエヤンなどが登録。引退や海外遠征などで抜けた馬もいるが、マイル路線で活躍する好メンバーが集まった。ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。 【マイルチャンピオンシップ2023 データ分析】差しが6勝も後ろ過ぎると問題あり!? 前走クラス別成績などデータで徹底分析(SPAIA) 過去10年の優勝馬のローテーションを見ると、6頭が同年の安田記念にも出走していた。それ以外の4頭は春のクラシック組(ペルシアンナイト、ステルヴィオ)や別カテゴリGⅠで実績を上げてきた馬(ミッキーアイル、トーセンラー)だが、今年はそちらのパターンがほぼいない。したがって安田記念組から好走パターンを探る。 同年の安田記念出走馬は【6-10-4-51】。なかでも、安田記念時に7番人気以内だった馬は【5-10-2-22】の好成績だ。さらに前走で5着以内なら【5-10-2-10】連対率55.6%、複勝率63.0%、複回収率143%となっている。今年の該当馬はイルーシヴパンサー、シュネルマイスター、セリフォス、ソウルラッシュの4頭だ。 この4頭なら、セリフォスがまずは筆頭候補だろう。安田記念3着以内から直行してきた馬はこの10年でわずか2頭だが、15年モーリスが優勝、20年インディチャンプが2着とどちらも連対している。鉄板の軸でよさそうだ。 もう1頭面白いのはソウルラッシュ。安田記念では9着に敗れたが、マイルでは左回り【1-1-0-2】より右回り【4-0-1-1】に良績がある馬。ここで着順を上げてくるのではないか。
SPAIA編集部