辺りがまだ暗い早朝午前4時ごろ。 巨大な店舗を取り囲むように早くも長い列ができていました。 行列客が首を長くして待っていたのは、福岡・小郡市に新しくできた会員制の大型スーパー『コストコ』のオープンです。 最後尾から列を見てみるとずらりと並んだ人、人、人。 先頭までの数は約500人に及んでいました。 その列の先頭の女性にいつから並んでいたのか聞くと「18日の20時半から。3日前ですかね」と驚きの答えが返ってきました。 56時間もこの場所にいるといいます。 列の先頭に並んでいた女性は「寝不足だから財布のひもゆるゆるになりそう」と話していました。 結局、あまりの人の多さに店は開店時間を3時間半前倒し。 午前4時半にオープンとなりました。 客は大きなカートに次々とお目当ての商品を入れ、オープン初日の買い物を楽しんでいました。 訪れた人々が何を買うのかウォッチングしてみたところ、女性2人組は2家族分のクリスマス用食材など7万円分を買ったようです。 7万円分購入: お肉と…野菜と…パンと…ケーキとサーモンも買いました!満足です!!」 さらには、オープン記念で割引されていたトイレットペーパーを山のように積んだ男性を発見しました。 この男性はコストコの商品を買って販売する“再販店”を営んでいるとか。 大量のお買い得品をトラックいっぱいに仕入れていました。 21日のオープンで全国36店舗となったコストコ。 専門家は人気の訳をこう指摘します。 消費経済アナリスト・渡辺広明氏: 値段が安いのが魅力。テーマパーク的な要素もあり、楽しさのポイントになっていると思う。