懲戒処分を受けた21歳の陸士長が所属する幌別駐屯地（北海道登別市）

　去年９月、北海道登別市にある陸上自衛隊の幌別駐屯地の21歳の自衛官が、テストでカンニングをしたとして、減給処分を受けました。 処分を受けたのは、第13施設群に所属する21歳の陸士長です。 陸上自衛隊によりますと、この陸士長は、去年９月、課程教育に入校中のペーパーテストで、Ａ４ノート１ページに模範解答を書いてテストに臨んだということです。 陸士長は、その場で試験官に見つかり、１日、減給30分の１、１か月の懲戒処分となりました。 自衛隊の調べに対し、21歳の陸士長は「不合格を回避するためだった。深く反省しております」と話しているということです。 第13施設群長の橋本隆之１等陸佐は「このたびの事案を受け、同種事案が再び発生することがないよう、隊員の身上把握および服務指導の教育徹底に取り組む」とコメントしています。