大東駿介、38歳で「もう一度大阪を知りたい」…関西の報道番組に抜擢 「ロケ」への真摯な思い
■ 「知らない街になっていく寂しさが」
夕方の報道番組『newsランナー』(カンテレ)の10月3日放送回より毎週木曜日、俳優・大東駿介が関西の街を訪問する新コーナー「大東駿介の発見!てくてく学」」がスタート。現在38歳、「もう一度大阪を自分の故郷として知りたい」と、大東が意気込みを語った。 【写真】ロケへの真摯な思いを明かす大東 10月31日のスタジオ出演を前に、取材会がおこなわれた。堺市出身ながら高校卒業と同時に東京に引っ越したため「仕事で日本中いろんなところをまわって『第2の故郷』と呼べるような土地や仲間が増えていくなかで、大阪がどんどん自分の知らない街になっていくという寂しさがあった」と大東。「もう一度大阪を自分の故郷として知りたいと思っていたタイミングで、このコーナーを任せていただけた」と続けた。 既に放送された回では、ロケ先で出会う人々と自然な距離感で会話し、何事にも興味を持って新鮮にリアクションする姿が印象的な大東。その思いとして「自分が情報を発信するというつもりはそんなになくて、自分が学んで感銘を受けたい、という思い」とコメント。 「自分が聞きたいことを聞かないとか、興味ないのに来てるんや、って思われたりとかが嫌。僕は取材に行ってるわけではなくて、あなたのことが知りたい、という『興味』を持っていっているだけ。今日僕と話してくれている人との関係を大事にしたい。そうすると自分のまんま出るしかない」とロケへの真摯な思いを語った。
■ 「大阪の兄ちゃん」に戻る?自然体なロケスタイル
そんな大東にロケの難しさを聞くと、「『最終的にこうしなきゃいけない』が自分の中にあったら、そこにたどり着くのが大変だった、があるかもしれないですが、そもそもそれがない。何すんねやろ?この人めっちゃ面白い!だけ」とシンプルな回答。 しかし「東京でお芝居をしている時は自分の世界に入っているので、舞台の現場からロケへの切り替えが大変。役に入り込んでスカした兄ちゃんに話しかけられたら恐いでしょ。大阪の兄ちゃんに戻る、そのスイッチくらいですかね」と笑った。 あくまでも自然体でロケをこなす大東。その言葉どおり、今回の大阪滞在では、31日放送回のロケで訪れた「SEKAI HOTEL Fuse」を気に入り、本当に宿泊先として利用したそう。「商店街全体をホテルとしていてテーマパークみたい。『ホテルのレストラン』という商店街の店を3軒ハシゴしました」と笑った。大東はVTR出演だけでなく、月に一度程度スタジオにも生出演していく予定。 取材・文・写真/上地智