吉田正尚 復帰後初マルチも逆転好機に代打で交代 ファンも「打たせてやってよ」と反応 チームはサヨナラ勝利で3連勝
◇MLB レッドソックス 7x-6 ブルージェイズ(日本時間25日、フェンウェイ・パーク) 【画像】死球に顔をゆがめる吉田正尚選手 『6番・DH』でスタメン出場したレッドソックスの吉田正尚選手から、復帰後初となるマルチヒットが生まれました。 2回第1打席は2球で追い込まれてからの5球目、116キロのカーブでセンターライナーに打ち取られた吉田選手。 それでも1点リードの5回、先頭の吉田選手はカウント2-2から149キロのシンカーをとらえライト前に運ぶヒットを放ちました。 7回表にブルージェイズのウラジーミル・ゲレロJr.選手にグリーンモンスター越えの特大3ランHRを放たれるなど5点を失ったレッドソックス。 7回第3打席、吉田選手は1アウト1塁の場面で5球目150キロのシンカーをセンター前に運ぶヒットでチャンスを1・2塁に広げましたが、打線が続かず得点を挙げることはできませんでした。 吉田選手は現地4月27日に行われたカブス戦で左手親指を痛め、同月29日から故障者リスト入り。6月12日のフィリーズ戦で復帰をしますが、そこから初めてのマルチヒットを記録しました。 チームは8回にデービッド・ハミルトン選手の2ランHRで2点差まで詰め寄ると、2アウト2・3塁のチャンスで代打を送られ交代となった吉田選手。 これにはファンも「打たせてやってよ」、「マルチなのにー」、「応援している身としては悲しい」などの声が上がりました。 その後代打のロブ・レフスナイダー選手が申告敬遠で満塁のチャンスを作り、続くロミー・ゴンザレス選手がレフト前への2点タイムリーヒットで6-6に追いつきました。なおも1・3塁のチャンスでしたが、タイラー・ハイネマン選手は空振り三振に倒れ逆転とはなりませんでした。 9回はブルージェイズ打線を無失点に抑えたレッドソックス。そのウラ、ノーアウト2塁からジャレン・デュラン選手が勝ち越しとなるライトへのタイムリーヒットを放ち7x-6でサヨナラ勝ちを収めました。