48歳現役レイヤー 鷹村アオイさん、変わらぬ美貌で大バズリ「コスプレは一番のアンチエイジング」
コスプレを始めたのは大学時代
――英才教育ですね……。今でこそアニメもたくさん放送されていますし、オタクであることを隠さない人も多くなりました。当時は、オタクという存在が受け入れてもらえない時代だったんですよね。 鷹村さん 小学生のときから偏見があったと記憶しています。宮崎勤事件もありましたし。テレビで犯罪者の家には『バイオハザード』があったとか報道されていました。モデルガンを持っている人たちは殺人者予備軍みたいな……。そういうのもあって、オタクとはなかなか言えない環境だったと思います。 ――大学生になってからコスプレを始めたそうですが、何がキッカケでした? 鷹村さん 当時は同人誌を描いていたので、友達に誘われたことと、イベントで本を出すときにそのジャンルと同じコスプレをしたらわかりやすいかなと思って始めました。当時は今みたいにコスプレ文化が盛んではなかったので、本当におまけな感じでしたけど。 ――1996~7年ぐらいですよね。すごいですね。 鷹村さん ウィッグとかカラコンもほとんどなかったので、地毛でコスプレしていましたね。『エヴァンゲリオン』に、赤木リツコさんっていうキャラでコスプレデビューしたんですけど、金髪のキャラクターなので自分でブリーチを何回もやってバリバリになってました(笑)。カラコンも当時はアメリカから直接輸入で1枚2万円とかいう時代だったので、今はすごく便利な時代だなと思います。 ――コスプレする人も若い子たちが昔よりすごく増えましたが、その辺りについてはどう思っていますか? 鷹村さん コスプレは好きなキャラや普段と違う自分になれて楽しいですよね。ただ、露出には気をつけてと思いますね。過度の露出で中には婚約破棄されたとか、相手方が素性を調べたりとか、あとは会社の内定もらったけど取り消されてしまったとか……。なので、そこは気をつけて欲しいなって母親の目線で思いました。 ――大変な目に遭っている方もいると。 鷹村さん いると思います。一般的に思い浮かべるコスプレイヤーっていうと、メディアに出てるようなグラビア=ちょっとえっちな格好してくれる女性っていうイメージを持たれていると思うんです。成人してお仕事として成立させている方はいいと思うのですが、普通にコスプレをしている若い子の肌の露出は、ちょっと気をつけてほしいなと老婆心ながら思います。 ですが、コスプレは好きなキャラになれる楽しい遊びなのでコスプレがしたいと少しでも思ったら是非やってみてほしいです。今はカメラがなくてもスマホのアプリを使って宅コスも出せたりSNSで好きを共有できるので楽しいですよ。 【後編】48歳現役コスプレイヤー 鷹村アオイ「50歳になったらリアル年齢でリサリサ先生をやってみたい」は下の関連記事からご覧ください。
鳥羽 竜世