富士山誕生の秘密とは? 火山として「富士山」を再解釈『10万年の噴火史からひもとく富士山』
書籍『10万年の噴火史からひもとく富士山』(曽布川善一:著)が6月17日に山と渓谷社より刊行された。 【写真】富士山が誕生した場所にある秘密とは? 約10万年前に現在の原形ができた富士山は、噴火と崩壊を繰り返し、樹海や湖、湿原、滝、溶岩洞穴などさまざまな景観を生み出した。本書では二十余年にわたり富士山に通う写真家が写し取った富士山の美しい写真と解説で、火山としての富士山をとらえ直し、紹介する。 序章「富士山 火山の成り立ち」では、富士山がなぜ、あの場所で今の形になったのかを、主に火山学の見地から解説。 本章「噴火がつくった富士山の世界」では、山頂火口、樹海、湖、湿原、滝、溶岩洞穴、氷筍などについて、どのようにしてその地形ができたのか、実際にその場を訪れた写真家による美しい写真とともに解き明かしていく。
リアルサウンド ブック編集部