輪島6小400人、心一つに「希空」 土屋太鳳さん応援「希望の光」
輪島市河井町の仮設校舎に通う6小児童による「復興音楽隊」の演奏会が14日、河井小体育館で開かれた。地元住民に元気と笑顔を届けるため、約400人が心を一つに連続テレビ小説「まれ」の主題歌「希空~まれぞら~」を披露。主演の土屋太鳳さんがビデオメッセージで登場し「(音楽隊は)能登の希望の光です」と背中を押した。 6年生約70人が11月から、打楽器や管楽器、吹奏楽器のパートに分かれて練習を重ねてきた。本番では、6年生が6小それぞれの校章をあしらったそろいのTシャツを着て力強い音色を響かせると、1~5年生が演奏に合わせて元気いっぱいに歌い上げた。 仮設校舎では、河井、鳳至、鵠巣(こうのす)、大屋、河原田、三井の6小の児童が合同授業を受けている。元日の能登半島地震で各校舎が被害を受け、児童は2月に輪島高で授業を再開し、4月からは輪島中に移り、9月に仮設校舎で新たな日常が始まった。これまでの支援に感謝を込めて、能登を舞台に2015年に放映されたドラマの主題歌を選曲した。