錦織圭、5大会連続のパリ五輪出場 大坂なおみも2大会連続“ママ”で五輪 ITFから正式通知
日本テニス協会は13日、男子シングルスで錦織圭(ユニクロ)、女子シングルスで大坂なおみ(フリー)のパリ五輪出場権獲得を発表した。ITF(国際テニス連盟)から通知があった。錦織は5大会連続、大坂は2大会連続出場となる。 錦織は、2008年北京五輪で初出場し、21年東京五輪まで4大会連続出場。北京は日本テニス男子史上最年少の18歳8か月での出場だった。16年リオ五輪の銅メダルは、1920年アントワープ五輪で銀メダルを獲得した熊谷一弥(故人)に次ぐメダル。2012年ロンドン大会、16年リオ大会、21年東京大会と3大会連続でベスト8(5位入賞)以上の成績は、五輪テニス史上初の快挙。 一方の大坂は前回の東京五輪で初出場。開会式では聖火の最終点火者を務めた。女子シングルスで3回戦まで進むも、ボンドロウソバ(チェコ)にストレートで敗れた。その後、出産を経て、次のパリ大会は“ママ”として臨む最初の五輪となる。 五輪の男女シングルスは、全仏オープンが終了後、6月10日付の世界ランキングで各国最大4人、上位56人までが出場権を獲得。錦織は負傷選手への救済措置で、世界ランク48位。大坂は五輪金メダリストや、4大大会優勝者のITF枠で出場する意向。
報知新聞社