映画ファン必見!発掘・復元されたイタリア映画などを楽しむ「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」
「チネマ・リトロバート映画祭」は、古今東西の発掘・復元された映画が披露される場として、FCBが1986年に本格始動させた。FCBが1992年に設立した映画の修復ラボ「リマジネ・リトロバータ」は、復元作業のみならず、各種ワークショップなどを通じて人材育成も行っている。 今回、国立映画アーカイブ、FCB、イタリア文化会館が三者共同で開催している「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」では、ボローニャで長年開催されてきた映画祭で、これまで出品された発掘・復元作の中から25プログラムを上映している。 2月4日までの開催で、「ヴィットリオ・デ・セータ作品集」は1月19日にも上映される。イタリアの「旅」にまつわる映画としては、1月24日と28日に上映される「セシル・ドキュジス作品集」に含まれる「イタリアへの旅」(1984年)がある。これは、理想と現実の間で揺れる男女の心の機微を軽妙なタッチで描いた作品である。