台湾のドラァグクイーン、パリ五輪の文化プログラムに参加へ 米のコンテストで優勝
(台北中央社)7月に開幕するパリ五輪に合わせてフランスで行われる「文化オリンピアード」に、きらびやかなメークや衣装でダンスなどを披露するドラァグクイーンとして活躍する台湾人、ニンフィア・ウインドさんが参加する。文化部(文化省)が22日、フェイスブックで伝えた。 台湾は文化オリンピアードで、大会側から招待を受け、パリ市内に台湾パビリオンを設置。7月27日から8月10日まで、ダンスやDJ、伝統的な演劇などを通じて台湾の多文化のイメージを表現する。ニンフィアさんの他、台湾原住民(先住民)族パイワン族の歌手アバオ(ABAO、阿爆)などが出演する。 ニンフィアさんは米国時間19日に放送されたコンテスト番組「ル・ポールのドラァグ・レース」で優勝を果たした。同部は投稿でニンフィアさんの快挙を祝福。番組の第16シーズンにして初めてアジア人として栄冠を手にしたとたたえた。ニンフィアさんがバナナやタピオカミルクティーなど、台湾の要素をふんだんに衣装に取り入れたことも紹介した。 (葉冠吟/編集:田中宏樹)