将棋の叡王戦で連敗し「八冠陥落」の危機を迎えている藤井聡太八冠。 8日から愛知県一宮市出身の豊島将之九段の挑戦を受ける「名人戦七番勝負」の第3局に臨みます。 【写真を見る】藤井聡太八冠は飛行機にも詳しい?　羽田空港での名人戦第3局を前に検分　空港での将棋の対局は史上初　 その舞台は、羽田空港です。 先週、名古屋で行われた叡王戦の第3局で、挑戦者の伊藤匠七段に自身初のタイトル戦連敗を喫した藤井八冠。 地元の愛知でまさかの角番（かどばん）に追い込まれ、八冠陥落の危機を迎えています。 そんな中で8日からは、同時進行中のもう一つのタイトル戦「名人戦七番勝負」の第3局が始まります。 挑戦者の一宮市出身・豊島将之九段にここまで2連勝して迎える第3局の舞台は羽田空港。空港での将棋の対局は史上初です。 第1ターミナルの中の会議室に畳を敷いた会場の窓からは、飛行機が離着陸する様子も。 8日の対局を前に、2人は7日午後5時ごろから空調の温度や窓からの光の入り具合などを確認する検分を行いました。 ところで「鉄道好き」で知られる藤井八冠ですが、実は「飛行機好き」ということも明らかに。 かつて叡王戦の見届け人の権利を250万円で購入した、筋金入りの藤井八冠ファンである「将棋マダム」。 ことし開催された藤井八冠を囲むファンミーティングに参加したときには。 （将棋マダム） 「（Q:どんな話を?）中部国際空港の飛行機の話。藤井八冠は飛行機にも造詣が深くて、すごく詳しい。（国内では）セントレアでしか見られない飛行機がある。『ドリームリフター』。それが好きなんですって、藤井八冠が」 藤井八冠が空港対局で気分を上昇させ、タイトル戦の連敗を食い止めるか。 名人戦第3局は8日午前9時に始まり、9日夜に決着する見込みです。