『藤本美貴 LIVE at COTTON CLUB 2024～丸の内で待ち合わせ』

元モーニング娘。リーダーでタレントの藤本美貴が、2月26にディナーショー『藤本美貴 LIVE at COTTON CLUB 2024～丸の内で待ち合わせ』を東京・COTTON CLUBで開催した。生バンドの演奏により、ソロ曲やカバー曲を披露して昼・夜の2回開催された公演の、夜公演の様子をレポートする。 【写真】あの名曲も披露、藤本美貴ライブの模様【15点】 2月26日に39歳を迎える、その誕生日の前日に開催されたディナーショーで、藤本は黒のトップスにピンクのフリルがついたドレスの衣装で登場。大人っぽさとキュートさが同居した衣装で、『そっと口づけて　ギュッと抱きしめて』からショーは始まった。 『大切』『シャイニング 愛しき貴女』をしっとりと歌い上げ、「ディナーショーは5年ぶりくらいです。3人目を出産した後で、20周年で一昨年、去年と歌って踊ってのライブをやらせていただいて。COTTON CLUBは初めてで」と挨拶。 「大人の空間に来たなと思っております（笑）来ていただいた皆さんも大人になられて…私のライブに初めて来てくれた方はいますか？」と呼びかけると多くの手が上がる。これには「えっ初めて！？」と驚きつつも、女性客の多さにも触れて「年取ってみるもんだな、いいことあるなって。新しい世界が見えてくることもあるんだなと、感動しております」と語った。 ソロ時代の楽曲『ボーイフレンド』『銀色の永遠』、モーニング娘。時代の好きな曲という『声』を情感たっぷりに歌いあげ、「ディナーショーらしく大人の皆さんに聴いていただきたい曲」として、テレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』を豊かな声量と透明感のあるボーカルで披露した。 「事務所の人から歌謡曲を歌うのを勧められて、まだ21歳くらいで『歌謡曲って何だろう？』っていう頃に『テレサ・テンだよ』って言われてこの曲を知りました」という藤本。地方を回ってのイベントでもこの曲を歌っていたことを振り返り、「まだ21歳だったので、その頃は曲の重みがよくわかっていなかったんですが、38歳にして重みがずしっと来ています」と語った。そして翌日に39歳になる藤本のために観客全員で「ハッピーバースデー」を合唱した。 「40歳はもう目の前です。といっても目標はあまりなくて、欲張らずに楽しく笑顔が多い日になればいいなと思っています」とこれからの抱負を明かす一方で、「昼公演で50歳くらいに『紅白目指します』って言ってしまったんですが、新曲ないのよ（笑）カバーか、昔のアイドル時代の曲でもう1回出させてもらえるか、そこを目指して頑張っていきたいと思います」と紅白歌合戦への再挑戦という“野望”も明かして客席を笑わせた。