今年初のオキシダント注意報 浅口と里庄に発令 岡山県発表
岡山県は14日、県内で今年初となる光化学オキシダント注意報を浅口市と里庄町に発令した。注意報の発令は昨年より28日遅く、平年より12日早い。 浅口市の寄島測定局で午後2時、大気中濃度の1時間値が0・12ppmとなり、発令基準(0・12ppm)に達した。健康被害の報告はなく、午後5時半までに解除された。高温で日差しが強く、風が弱いなどの条件が重なったという。 光化学オキシダントは、工場から排出される煙に含まれる窒素酸化物などが紫外線に反応して発生。目や喉の痛みを引き起こすことがある。県が発令する注意報に加え、濃度が0・10ppm以上で市町村が出す「情報」があり、14日は笠岡、井原市で情報が発令された。 県環境管理課は「発令時は屋外での激しい運動を控えてほしい」としている。