大谷と明暗くっきり…“元ライバル”との残酷すぎる差 7年で様変わりした立ち位置
アンドゥハーは新人王投票2位…2022年9月にDFAとなった
タイガースは27日(日本時間28日)、ヤンキースからFAとなっていたグレイバー・トーレスと契約合意したことを発表した。複数の米メディアによると、契約は1年1500万ドル(約23億6000万円)。28歳のトーレスは2018年にメジャーデビューし、新人王投票では3位に入った。そしてこの時に受賞したのが、現ドジャースの大谷翔平投手だった。“同期のライバル”の立ち位置は7年間で大きく様変わりしている。 【画像】ジャッジと美人妻の「距離感バグる」 衝撃の“身長差”に日米騒然 ベネズエラ出身のトーレスはカブス時代に有望株として評価を高めると、2016年夏にアロルディス・チャップマンのトレードでヤンキースへ移籍した。“ネクスト・ジーター”として期待され、2018年にデビュー。前半戦は63試合で打率.294、15本塁打、OPS.905の好成績でオールスターに選出された。後半戦は失速したが、年間では21歳にして24本塁打、77打点、OPS.820と結果を残した。 トーレスの成績が落ち込む間に躍動したのがミゲル・アンドゥハー内野手だった。1年先にデビューしていたドミニカンは後半戦の65試合で打率.319、15本塁打、OPS.919をマーク。ヤンキースのポストシーズン進出に貢献していたこともあって、東海岸のメディアを中心にアンドゥハーを新人王に推す声があがった。 しかし結果は、打者として22本塁打&OPS.945、投手として10先発して4勝、防御率3.31と二刀流で活躍した大谷が、1位票30のうち25を集めて新人王に選ばれた。その後の活躍は言うまでもなく、昨年12月にはドジャースと当時スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(当時1014億円)の契約を締結。今季は前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成、世界一も成し遂げて球界にとどまらず、スポーツ界を象徴する存在になった。 トーレスも成績の波は大きいながらも、今季はヤンキースの1番打者としてリーグ優勝に貢献。来季でまだ28歳と、1年契約からさらなる飛躍を望める可能性は十分にある。しかし、新人王投票2位のアンドゥハーは2018年をピークにキャリアが暗転としている。故障もあって2022年9月にヤンキースからDFA(事実上の戦力外)となり、その後はパイレーツ、アスレチックスに移籍。今季年俸は170万ドル(約2億円)で、“ライバル”とは大きな差をつけられている。
Full-Count編集部