回転ベッドに馬車ベッド、レトロゲーム遊び放題…平成生まれの昭和ラブホ愛好家女子が「早くいってほしい…」と懇願…年末年始におすすめ超レトロな昭和ラブホ7選
5.赤いくつ(宮城県大崎市)
まるでディスコクラブのような雰囲気だが、こちらは昭和ラブホ「赤いくつ」の客室である。 「『赤いくつ』さんは唯一無二のお部屋ばかりで、部屋パネルを見ているだけでワクワクします! どのお部屋も素敵なのですが、ミラーボールとネオンサインが設置されているこのお部屋が特にお気に入り。このネオンサインはLEDではなく、本当に職人さんが手作業で作っているそう。 もちろん(?)ベッドは回転ベッドです。ただ、全体的にギラギラしていてあまり落ち着く感じではないので(笑)、お酒を飲んだりして楽しく過ごすのに向いていると思います」 「派手なお部屋だけではなく、落ち着いた雰囲気の和室も用意されています。年末年始を優雅に過ごすのにぴったりですね。浴衣を着て、年越しそばやおせちを食べながらゆったり新年を迎えられそうです」 住所:宮城県大崎市古川中里1-7-17 電話番号:0229-22-2221
6.ホテル天王寺ホワイト(大阪府大阪市)
次に紹介するのは、大阪の天王寺駅から徒歩4分というアクセス抜群な立地の昭和ラブホ。 「昭和ラブホは電車や徒歩だと行きづらい場所にあることが多いですが、こちらはアクセスがよく、四天王寺の初詣にも行きやすそうですね。このホテル最大の魅力は、屋上にお部屋があること。屋上に泊まれるラブホテルは、全国的に見てもここだけじゃないかなと思います」 「お部屋は和室で、結構広めです。謎の置物が良い味を出していますね。ベッドの横にはコンドームの自販機が設置されていたり、テーブルの上にはホテルのロゴが入ったレトロなマッチが置かれていたり。昭和ラブホ感満載です」 住所:大阪府大阪市天王寺区 茶臼山町3-24 電話番号:06-6771-0326
7.ウェゴ ブティック ホテル 大直館 (薇閣精品旅館大直館。台湾 中山区台北)
年末年始は海外に行く人も多いだろう。日本から4時間ほどで行ける台湾には、日本のラブホテルを参考に作られた高級ラブホテルがあるらしい。 「海外には日本のラブホテル文化が数多く輸出されており、このホテルもそのひとつ。お部屋には、昭和ラブホによくあるメリーゴーランドが設置されています。ガラス玉の照明もかわいいですよね! ちなみにお馬さんは回転はしないのですが、左右には動いてくれますよ(笑)」 「台湾では高級ホテルの部類というだけあって、お部屋もスイートルーム並みの広さがあります。カップルだけではなく、家族連れもたくさん訪れるようですよ。普通のホテルと同様、朝食会場があったのも印象的でした」 住所:台湾 中山区台北 中山區敬業三路11號 電話番号:+886 2 8502 7000 ※ 最後に、ゆなな氏は昭和ラブホについて「気になったらすぐに足を運んでほしい」と力説する。 「施設の維持費、オーナーさんの高齢化、後継ぎ問題などが相まって、取り壊しになってしまう昭和ラブホが後を絶ちません。自著『回転ベッドを追いかけて』で紹介した昭和ラブホも、すでに3軒ほど閉業になってしまいました。昭和ラブホに興味を持ってくれたら、ぜひ1日でも早く遊びに行ってもらいたいです」 取材・文/渡辺ありさ 写真提供/ゆなな