FRIDAYの直撃に応じる逸ノ城。最初は取材に応えていたものの、親方や女将との話になると黙り込む場面もあった

軋轢(あつれき)にまみれた傑物が、角界に別れを告げた。 2月11日、元関脇の逸ノ城（30）の断髪式が都内ホテルで開催された。 【画像】固く手を繋ぎ……断髪式を終えた逸ノ城の横に童顔の美女の姿が…！ 「昨年の夏場所前の引退会見以来、公(おおやけ)の場に姿を現すのは10ヵ月ぶりです。当日は母国モンゴルの知人や逸ノ城の母校の鳥取城北高の関係者ら420人がはさみを入れました」（全国紙スポーツ記者） 逸ノ城といえば、所属していた湊部屋の女将への暴行疑惑など素行の悪さが報じられ、師匠である湊親方と絶縁状態に。今回の断髪式にも親方の姿はなかった。 「通常、断髪式は国技館で開催されます。湊部屋としては、爽やかに送り出したい気持ちがあった。しかし、国技館を使うための相撲協会への挨拶回りが嫌だったのか逸ノ城はこれを拒否し、ホテルでの開催となった。今後は角界と距離を置いた生活を送るようです」（角界関係者） わだかまりを残して引退した逸ノ城。FRIDAYは、断髪式終わりの本人を直撃した。 ――現役生活お疲れ様でした。 「ありがとうございます」 ――大銀杏が外れた心境は？ 「頭がスッキリして軽いです」 ――親方と女将には連絡しなかった？ 「…………」 ――部屋とは和解できていない？ 「いえ……今日はよくやったと思います」 そう言うと、足早に送迎車に乗り込んで会場を後にした。 「最後ぐらい綺麗に……」という部屋の思いは、逸ノ城に届かなかったようだ。 『FRIDAY』2024年3月1・8日号より