ベイン、教育ソフトウエアのパワースクール買収へ-56億ドル規模
(ブルームバーグ): 米投資会社ベイン・キャピタルは、教育ソフトウエアを手がけるパワースクール・ホールディングスを買収することで合意した。取引規模は56億ドル(約8800億円)相当。
7日の発表によると、ベインは1株当たり現金22.80ドルを支払う。これは買収観測が伝わる前の最終取引日である5月7日のパワースクール株価に37%のプレミアムを上乗せした水準。
パワースクールは米国最大級の学区の大半を顧客に持ち、教師の評価、採用、学習管理に役立つクラウドベースのソフトウエアを提供している。ブルームバーグ・ニュースは先月、ウォーバーグ・ピンカスも買収に関心を寄せしていると報じていた。
ブルームバーグがまとめたデータによると、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のオネックスとビスタ・エクイティ・パートナーズは、パワースクールの発行済み株式およそ63%を保有している。両社はベインが買収後もパワースクールの少数株を維持する見通し。
今回のパワースクールを含め、PE投資会社が支援するテクノロジー企業が株式上場からわずか数年で非公開化するケースがこのところ相次いでいる。
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原題:Bain Capital Agrees to Buy PowerSchool in $5.6 Billion Deal(抜粋)
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Fareed Sahloul